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【必見】血管年齢が若いメリット6つをわかりやすく解説!
健康維持に血管年齢は重要と聞くけど、血管年齢が若いとどんなメリットがあるの?
血管年齢が若いメリットを知って、健康意識を高めたい
健康維持には血管年齢を若く保つことが重要ですが、血管年齢が若いと具体的にどのようなメリットが望めるのか、わからない人は多いのではないでしょうか。
「血管年齢を下げて健康的に生活したい」と考えるなら、まずは、血管年齢が若いことのメリットを整理しておきましょう。
そこで今回は、血管年齢が若いことのメリットを解説したうえで、血管年齢に関するさまざまなQ&Aをまとめていきます。
資格・経歴等
実績等
▼出演メディア
『世界一受けたい授業』(日本テレビ)、『深層ニュース』(BS日テレ)、『林修の今でしょ!講座』、『モーニングショー』(テレビ朝日)、『金スマ』(TBS) など
▼書籍
『ここ10年でこれだけ変わった!最新医学常識99』(祥伝社)
『血管を強くして突然死を防ぐ!』(すばる舎)
『「血管を鍛える」と超健康になる!』(三笠書房) など
その他出版物(Amazon)
▼ブログ等
ブログ:池谷敏郎 Official Blog
YouTube:池谷敏郎 Official Channel
血管年齢が若いメリット
血管年齢が若いことのメリットは、主に次の6つが挙げられます。
- 血圧が安定する
- 動脈硬化が起こりにくい
- 心筋梗塞・脳梗塞を発症しにくい
- 体内の各組織に酸素が届きやすくなる
- 血行が良く冷え予防になる
- 年齢を重ねても若々しい見た目を保てる
どのようなメリットに期待できるのか、詳細を解説していきます。
血圧が安定する
血管年齢が若いと血管自体が柔軟になるため、血管が広く拡張しやすくなると考えられます。
広さのある血管は血流が滑らかになり、血圧の安定化が見込めるでしょう。
不必要に高血圧の症状を起こしにくく、日常的に血管に対して負荷を与えません。
血圧が安定していると循環器系の疾患にもつながりにくく、健康状態が良好になると考えられるでしょう。
動脈硬化が起こりにくい
血管年齢が若いと、動脈硬化が起こりにくくなるメリットにも期待できます。
血管年齢が若ければ血管の柔軟性が高くなり、動脈内に脂肪・コレステロールなどが蓄積しにくくなるためです。
動脈硬化の大きな原因となるのは「脂質異常症」で、脂質異常症は血液中にコレステロールや中性脂肪が過剰に溜まってしまっている状態を指しています。
しかし血管年齢が若く、柔軟な血管は血液が流れやすいため、脂肪・コレステロールの蓄積を防いでくれる仕組みです。
結果、あらゆる循環器を健康に保つことにつながり、動脈硬化の発症リスクを抑えられると考えられます。
心筋梗塞・脳梗塞を発症しにくい
心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを抑えられることも、血管年齢が若いメリットの一つです。
血管年齢が若いことで血管内の働きが正常化され、血液の凝固作用が不安定になるリスクが低くなるためです。
血液の凝固作用は、出血した箇所の血を自ら固めて止めようとする働きを指します。
血管内の働きが正常でないと血液の凝固作用が頻繁に起こる場合があり、頻繫な凝固作用は、やがて血栓を作る原因になってしまいます。
血栓は血液の塊のことであり、血管を詰まらせる原因にも。
心筋梗塞や脳梗塞は血管の詰まりによって起こるため、発症しないためには、血栓ができないように血管を正常かつ健康な状態に保たなければなりません。
体内の各組織に酸素が届きやすくなる
血管年齢が若ければ、身体中に酸素が届きやすくなるため、身体のさまざまな部位・組織を健康に保つきっかけになります。
血管年齢が若いことは、血管の機能自体が正常な状態になりやすく、酸素供給も円滑になると考えられるでしょう。
さらにいうと、酸素供給がスムーズになれば、代謝アップの効果にも期待が持てます。
血行が良く冷え予防になる
血管年齢が若いと、血管に弾力性や柔軟性があるため血行が良く、冷えが感じにくくなります。
冷えの原因の一つに「血液循環の悪化」が挙げられます。
血管年齢が老化すれば、血管の縮小や機能不全などのリスクが高まり、血液循環悪化による冷えは起こりやすくなるでしょう。
しかし反対に、血管年齢を若々しい状態に保っていれば、全身に血液が行き渡りやすくなります。
結果、冷え防止が期待できます。
年齢を重ねても若々しい見た目を保てる
動脈は心臓などの臓器や体のすみずみまで栄養を届ける役割があり、血管年齢が若い人は、栄養が身体中に行き渡りやすくなります。
そのため、髪の毛の成長や血色の良さに期待でき、若々しい見た目を保つのに重要な役割を果たすと考えられます。
血管年齢に関するQ&A
最後に、血管年齢に関するQ&A(よくある質問)をまとめていきます。
- 血管年齢の老化は実年齢に比例しますか?
- 血管年齢が上がる原因は何ですか?
- 飲酒が多いと血管年齢は老けますか?
- 血管年齢を調べる方法はありますか?
血管年齢について上記にような疑問を持った場合は、血管年齢を意識した健康的な生活のために、積極的に質問の回答をチェックしておきましょう。
血管年齢の老化は実年齢に比例しますか?
血管年齢は、血管の柔軟性や血液の流れやすさなどの点に基づいて設定されるものです。
そのため実年齢とは別で測定でき、必ずしも実年齢に比例するとは限りません。
しかしながら、実年齢の老化に伴って血管のしなやかさは徐々に失われていくため、通常は実年齢に比例するかたちで血管年齢は老化すると考えられます。
ただし、生活習慣の乱れ・ストレスなどがあると、血管老化は通常より早まる場合があります。
したがって、生活習慣が乱れている人や日常生活におけるストレスに悩んでいる人は、実年齢よりも血管年齢が高いことがあるため注意が必要です。
血管年齢が上がる原因は何ですか?
血管年齢が上がる原因は、主に下記のことが挙げられます。
- 運動不足
- 睡眠不足
- 過度の飲酒
- 喫煙
- 肥満
- 食生活の乱れ
- ストレス
このように生活習慣の乱れは血管年齢の老化を招くため、血管年齢を若く保つには、生活習慣の改善が重要といえます。
また、脂質異常・高血圧・高血糖の症状を起こせば、さらに血管年齢の老化につながる可能性は高いです。
飲酒が多いと血管年齢は老けますか?
血管年齢の老化には、過度な飲酒が関係している可能性があります。
飲酒が多いと血中濃度が下がることで血管の収縮が起こり、血圧の上昇につながるためと考えられます。
高血圧は血管年齢の老化を早める原因の一つなので、飲酒の多い人は、血管を若々しく保つために過度な飲酒を控えることが大切です。
血管が詰まりやすくなることで、循環器系の疾患の発症リスクも高まると考えられます。
参考:アルコールと循環器疾患 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
血管年齢を調べる方法はありますか?
血管年齢を調べるには、循環器系の医療機関で実施している検査を受けると良いでしょう。
血管年齢を調べれば、血圧の高さや詰まりの程度、疾患リスクなどがわかるため、今後の健康維持に役立つといえます。
測定方法は、主に次の2つがあります。
- 加速度脈波検査
- PWV検査(脈波伝播速度検査)
加速度脈波検査では、人差し指を専用の測定器に入れ、脈波の形から推定される血管年齢を割り出します。
PWV検査では、左右の上腕と足首を使って血圧と脈波をチェックし、動脈内における脈の伝わるスピードを計測することで血管年齢を割り出すのが特徴です。
前身の血管を「木」だとイメージすると、先の方で枝分かれてしている部分を検査するのが前者で、太い幹の部分を検査するのが後者です。
全身の血管の状態を知るには、両方の検査を受けることが望ましいでしょう。
なお、自分自身で機器を購入して調べる方法もありますが、血管年齢を調べる目的(=健康維持)を考えれば医療機関での測定がおすすめです。
医療機関であれば、測定結果に基づき、今後血管を老化させないための適切なアドバイスが受けられます。
【まとめ】血管年齢が若いメリット
血管年齢が若いことは、血圧の安定化やさまざまな循環器系の疾患リスク抑制、全身への酸素供給力アップなどさまざまなメリットにつながると考えられます。
そのため全身を健康に保つには、血管年齢を普段から意識すること、血管年齢が若いメリットについて理解を深めることが大切です。
特に生活習慣の乱れや過剰なストレスは、血管年齢の老化につながる可能性があるため、くれぐれも注意が必要です。
必要に応じて医療機関での血管年齢測定なども検討しながら、血管年齢を若々しく保てるように意識しましょう。
【参考文献】
・高血圧 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
・脳卒中 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
・動脈硬化 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
・血管年齢を意識する|公益財団法人 日本心臓財団
・アルコールと循環器疾患 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
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