XM(XM Trading)は両建て禁止?規制ルールとやり方を解説!

XM両建て

XMで両建てはできる?

XMで両建てをするメリットを知りたい!

海外FXでは禁止されることも少なくない「両建て」。

この両建てがXM Trading(エックスエム)でできるのか、気になっている方は多いでしょう。

結論からいうと、XMでは「同一口座内」であれば両建てが可能です。

本記事では、この点も含めてXMの両建てのルールについて詳しく解説します。

XMに興味がある方、両建てができる海外FX業者を探している方は、ぜひ参考になさってください。

XMについては「XM Tradingの評判」の記事で詳しく紹介しています!

この記事のまとめ
  • XMは同一口座内なら両建てができる
  • 複数口座・複数業者・複数人での両建ては不可
  • XMは両建てをすると証拠金が不要になる
  • 損益を固定してチャンスを狙えるなどのメリットがある
  • マイナススワップが発生するケースもある
  • 全体的にXMでの両建てはメリットが大きい
  • 海外FX業者の中で、日本人の人気がNo.1で使いやすい
  • 口座開設で13,000円分のボーナスももらえる
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XMTrading
目次

XMの両建てとは?

XMの両建てとは?

ここではXM Trading(エックスエム)の両建てとは何かを、以下の内容に分けて解説します。

XMの両建てとは?
  • FXの両建てとは?
  • XMは同一口座内での両建て取引のみ可能

FXの両建てとは?

FXの両建てとは、同じ通貨ペアの「買いポジション・売りポジション」を同じ数量、同時に保有することです。

数量が違っている場合は、同じ数量分は両建てとなり、オーバーしている分は通常のポジションになります。

例えば「買い10ロット・売り9ロット」なら、9ロットの両建てと、1ロットの買いポジションになります。

両建てを行うと、そこから先の相場が上がっても下がっても、損益が変動しません。

(片方で利益が出た分、片方で損失が出て常に相殺されるためです)

このため、損失の拡大を防ぐ目的で使われることが多くあります。

英語圏では、損益を固定できることからlock(ロック)、リスクを回避できることからhedge(ヘッジ)などの名前で呼ばれることもあります。

XMは同一口座内での両建て取引のみ可能

XMでは「同一口座内」のみ、両建てが可能です。

以下の条件での両建てはできません。

  1. 複数口座間(違う口座間)
  2. 複数業者間(違う業者間)
  3. 複数人間(違う投資家との間)

これらの両建てを行った場合、例え故意でなかったとしても、ペナルティを受ける可能性があります。

それぞれのパターンの両建てが禁止の理由は、ここから説明していきます。

XMで両建て禁止の理由(同一口座のみ許可の理由)

XMで両建て禁止の理由(同一口座のみ許可の理由)

XMが同一口座以外の両建てを禁止している理由(同一口座のみ許可されている理由)は、以下の通りです。

XMで両建て禁止の理由
  • 禁止理由:ゼロカットの悪用を防ぐため
  • 同一口座の許可理由:両建てした時点で相殺されるため

禁止理由:ゼロカットの悪用を防ぐため

同一口座以外禁止されている理由は「ゼロカットの悪用を防ぐため」です。

ゼロカットとは「どれだけ大きな損失が発生しても、マイナスになることはない」という仕組みです。

本来借金が発生するほどの損失でも、借金にはならず、資金がゼロになるだけで済みます。

この仕組みを悪用する場合、両建てによって「巨大な利益・巨大な損失」を同時に出せばいいのです。

本来はプラマイゼロになりますが、ゼロカットのおかげで「巨大な損失」のマイナス分を払う必要はありません。

一方「巨大な利益」の方は、全額を受け取れます。

こうすると、相場が上がっても下がってもトレーダーは「必ず利益を得られる」わけです。

そして、XMやFX会社はゼロカットのマイナスを負担する分、損害を被ります。

この損害は手数料などで補填する必要があり、他のトレーダーにとっても損害となるわけです。

このようなゼロカットの悪用を防ぐことが、XMで同一口座以外の両建てが禁止されている理由です。

同一口座の許可理由:両建てした時点で相殺されるため

同一口座のみ許可される理由は「両建てをした時点で、XMにとってはどちらのポジションも相殺されるため」です。

例えば、あなたが「100ドルを買いで保有したい」という注文を出したとします。

その場合、XMは100ドルをあなたに売り、1万6,000円の日本円を保有します(1ドル160円の場合)。

このケースでは、XMは「日本円の価値が下がると困る」というリスクを抱えることになります。

しかし、両建ての場合はこのようなリスクがありません。

あなたが「100ドル買い・100ドル売り」という注目を同時に出した場合、XMはわかりやすくいうと「何もしなくて良い」のです。

これは「後から両建てにした」場合も同じで、あなたのポジションが途中から両建てになった時点で「あなたに対しては何もしなくて良い」ことになります。

ただ、これが同一口座でなく他の口座の場合、大きな損失が発生した方の口座で、ゼロカットを行う必要があります。

(同一口座のように相殺されないためです)

ゼロカットを行う義務があると、ゼロカットを悪用されるリスクがあるため、XMとしては許可できないわけです。

XMで禁止されている両建ての種類

XM Trading(エックスエム)で禁止されている両建ての種類は、以下の通りです。

XMで禁止されている両建ての種類
  • 複数口座間での両建て(XM内)
  • 他の業者との間での両建て
  • 複数人での組織的な両建て
  • 特定の通貨(ペアではない)のリスク回避のための両建て

複数口座間での両建て(XM内)

XMでは、一人最大8口座まで開設できます。

スタンダード口座・ゼロ口座・KIWAMI口座などの異なる種類はもちろん、同じ種類の口座でも複数開設できます。

このような複数の口座での両建てを行った場合、同じXMの口座であっても、同一口座のような相殺は起きません。

そのため、同じXMの中であっても、複数口座間での両建ては禁止されています。

他の業者との間での両建て

XM以外の他の業者との間で両建てをすることも、禁止されています。

他の業者の場合、XMの同一口座のような相殺が、複数口座のケースよりもしにくくなります。

そのため、複数業者での両建てが禁止というのは理解しやすいでしょう。

気になるのは「他の業者と両建てして、なぜわかるのか」ということかと思います。

この理由は、MT4(メタトレーダー4)やMT5(メタトレーダー5)などの共通プラットフォームを利用している場合、情報が共有されるためです。

また、そのFX業者独自の取引ツールを使用する場合も、両建てを疑われる取引があった時のみ、情報を共有することは可能です。

例えば、日本の山田太郎さんに巨額のゼロカットが発生した場合「同一時期の日本の山田太郎の取引履歴」を、他の業者に開示請求すれば、両建てをしていたかがわかります。

他の業者も、こうして連携すれば「自社もゼロカットを悪用されるリスクを防げる」ため、協力するわけです。

複数人での組織的な両建て

「口座や業者だけでなく、人も違えばわからないのでは?」と思うでしょう。

つまり、同じ通貨ペア・同じ数量で「Aさんは売り・Bさんは買い」を仕掛けるわけです。

そして、利益が出た方のプラス分を、2人で山分けします。

しかし、この方法もやはり「同一時間・同一ペア・同一数量」という条件で絞れば、一致するトレーダーの組み合わせが見つかります。

少量なら「偶然」ということもあるでしょうが、ゼロカットで大きな損失を出せるだけの数量となると「完全に同じ条件」になる確率は低いわけです。

それも「本当に偶然だった」という可能性はありますが、FX業者が怪しいと判断すれば、凍結などのペナルティを受けます。

特定の通貨(ペアではない)のリスク回避のための両建て

一般的に両建ては「同じ通貨ペア」で行います。

しかし、たとえば「ユーロ円の買い」「ユーロドルの売り」という具合に「違う通貨ペア」で両建てをしても、XMではNGとなります。

まず、このような両建てをする理由は「ユーロが上がっても下がってもリスクを回避する」ためです。

例えば、ユーロ円の買いは「ユーロの価値が上がると利益になる」ペアです。

逆に、ユーロドルの売りは「ユーロの価値が下がると利益になる」ペアです。

ということは、この2種類の通貨ペアで「両建て」をしていれば、ユーロの価格変動のリスクを抑えられるのです。

ペアの通貨が違う以上、完全なプラマイゼロになりませんが、限りなくそれに近い状態となります。

このような両建ては「普通の行為」に見えますが、やはりゼロカットの悪用をできてしまいます。

そのため、故意でなくとも「複数口座・複数業者・複数人」など、ここまで説明してきた条件で実行した場合は、規約違反となる可能性があります

逆に「XMの同一口座内」であれば、このような両建ても当然許可されています。

XMで両建てを行うメリット

XMで両建てを行うメリット

XM Trading(エックスエム)で両建てを行うメリットは、以下の通りです。

XMで両建てを行うメリット
  • 必要証拠金がゼロになる(他に回せる)
  • 売りと買いの両方でXMP(ポイント)をもらえる
  • ポジションを保有したまま相場状況を様子見できる
  • 取引スパンの異なる手法を併用できる
  • 年末であれば課税のタイミングを1年延ばせる

必要証拠金がゼロになる(他に回せる)

当然ながら、FXでポジションを建てるには証拠金が必要です。

しかし、XMの同一口座で両建てを行うと、その売りと買いのポジションについては、必要証拠金がゼロになります。

(つまり、証拠金が不要になります)

この理由は「両建てをした時点で、損失が発生しない」ためです。

厳密にはマイナススワップが発生する可能性はあります。

しかし、価格変動による損失は発生しません(利益も発生しません)。

マイナススワップでじわじわ損失が蓄積されていった場合も、ゼロカットを悪用するような大きな損失を、短時間で出すことはできません。

このため、両建てをした時点でその2つのポジションから出る損失はほとんどなく、XMにとってもリスクがありません。

そのため、証拠金を預かる必要がないのです。

証拠金が不要になると、その証拠金を他のポジションに回せるため、トレードを有利に運びやすくなります。

売りと買いの両方でXMP(ポイント)をもらえる

XMでは、取引をする度にXMP(XMポイント)をもらえます。

そして、両建ての場合は売りと買いの両方でポイントが発生します。

損益を固定した状態で、ポイントは確実にもらえるわけです。

もちろん、ポイントによる利益はトレードによる損益と比べたら少額です。

重要なのはトレードの損益ですが、これについても、ここから説明する理由によって有利になります。

ポジションを保有したまま相場状況を様子見できる

これはXMだけでなく、他の業者で両建てをする場合にも共通するメリットです。

両建ては英語圏でlock(ロック)とも呼ばれますが、これは言葉通りポジションをロック(固定)するためです。

現時点の損益を固定して、それ以上損失も利益も発生しない状況にできます。

その状態で相場を観察し「両建てを解消するチャンス」が来たら、解消するという手法があります。

たとえば、明らかな上昇トレンドが来ていたら「売りポジションだけ」決済するのです。

これで損失が出ても、残した買いポジションが、その後の上昇によって利益を生み出してくれます。

もちろん、このように成功するのは「上昇トレンドが続く」という予測が当たった場合です。

予測が必ず当たるとは限りませんが、損益をロックした状態で、そのようなチャンスが来るのを待てることがメリットです。

取引スパンの異なる手法を併用できる

これもXM以外でも共通する両建てのメリットです。

FXでは、以下のように取引スパン(期間)の異なる手法があります。

取引手法取引スパン(期間)
スキャルピング数秒〜数十分
デイトレード数時間〜1日
スイングトレード数日〜数週間
ポジショントレード数週間〜数年

両建てをしている場合、たとえば「売りポジションはデイトレード、買いポジションはポジショントレード」という組み合わせも可能です。

この組み合わせが有効な場面は「短期では下がるが、長期では上がる」と予想している場合です。

この場合、短期(デイトレード)では売り、長期(ポジショントレード)では買いを仕掛ければ良いのです。

このような併用は、必ずしも両建てを経由しなくてもかまいません。

しかし、一度両建てで損益をロックした後で、相場の見通しが立ったら、このような併用に切り替えることもできるわけです。

年末であれば課税のタイミングを1年延ばせる

12月などの年末の時点で含み益が出ている場合「利益確定すべきか迷う」ということが多いでしょう。

利益確定をしたら、その年度の利益として計算されてしまい、翌年の所得税・住民税が増えるためです。

かといって、利益確定をせずに保有を続けていれば、価格が不利な方向に動き、含み益が消えてしまう恐れがあります。

こうしたリスクを防ぐために、まず両建てによって損益を固定します。

その状態で年末年始をクリアし、1月に両建てを解除して利益確定をすれば、課税を1年延ばせるのです。

当然ながら、この手法は脱税でなく節税であるため、一切問題はありません。

XMで両建てを行う際の注意点

XMで両建てを行う際の注意点は、以下の通りです。

XMで両建てを行う際の注意点
  • 通貨ペアによってはマイナススワップが発生する
  • 経済指標発表時は両建てが機能しないことがある
  • スプレッドが2倍になる
  • ポジションを塩漬けにしない

通貨ペアによってはマイナススワップが発生する

XMに限らず両建てを行う場合、通貨ペアによってはマイナススワップが発生することがあります。

マイナススワップとは「利息の支払い」のことです。

通常のスワップ(プラスのスワップ)は、自分が利息をもらえます(銀行預金の利子と同じ原理です)。

しかし、マイナススワップではこちらが支払います。

マイナススワップになるのは「低金利通貨を買い、高金利通貨を売り」で保有するペアです。

例えば「円ドルの買い・ドル円の売り」は、ほとんどのFX業者でマイナススワップになります。

両建ての場合は、売り買い両方のポジションを建てるため、片方はプラスのスワップ、片方はマイナスのスワップになるケースが多いです。

この場合、プラマイゼロになることもありますが、どちらかが大きくなることもあります。

そして、マイナススワップの方が大きくなったら、両建てでもマイナススワップが発生するわけです。

そうなると、両建てを続けて損益を固定している状態でも、毎日少しずつ損失が発生します。

このため、長期間両建てを続ける場合は、マイナススワップのリスクをよく理解しておく必要があります。

経済指標発表時には両建てが機能しないことがある

経済指標発表時には相場が大きく変動することが多くあります。

そのため、海外FXでは「経済指標発表時は取引禁止」もしくは「指標発表時のみを狙った取引は禁止」というルールが、多くの業者で見られます。

業者がこのようなルールを定めるのは、ゼロカットでの損失補填の負担が増えるためです。

業者の負担が増えれば、他のトレーダーにも手数料という形で負担が回ってきます。

そのため、全てのトレーダーに配慮するためにも、経済指標発表時の取引を規制する方が合理的なのです。

XMでも一部このような規制があります。

そのため、相場の急変でマイナスになった方のロスカットのみ執行され、プラスになる方の取引はできない(ポジションが残る)という可能性があります。

こうなると、ただ損失のみが発生し、プラスになる方のポジションは、大きな利益を逃してしまい「普通のポジション」だけが残ることになります。

このようなリスクがあるため、XMの同一口座で両建てをしている場合、経済指標の発表が近づいたら、両建てを解消するようにしましょう。

スプレッドが2倍になる

スプレッドは、ポジションを建てる時点で発生する取引コストです。

そして、両建てでは売りと買いで2回ポジションを建てています。

このため、物理的にスプレッドが2倍になります。

スプレッドが多ければ手数料負けのリスクが上がるため、この点でも両建ては「経済的合理性に欠ける」と評価されています。

ポジションを塩漬けにしない

XMに限らずどのFX業者で行う場合も、両建ては塩漬けになりやすい手法です。

塩漬けとは、含み損の出ているポジションを長期間保有し続けることです。

簡単にいうと「損切りができずに、ダラダラとポジションを持ち続けてしまう」ことです。

一応、両建てをしている以上、今の状態より含み損が増えることは原則としてありません。

しかし、それは通常の相場の場合で、相場が急変した場合は、両建てをしていても強制ロスカットになることがあります。

また、マイナススワップが発生している場合は、その損失の蓄積によって、やはりロスカットに至ることもあります。

両建てということはどちらかのポジションがマイナススワップで、大抵はマイナスの方がスワップが大きいので、マイナススワップは高確率で発生すると考えてください。

このようなリスクがあるので、XMでも両建てをしたら、塩漬けにせず早めのタイミングで決断をするようにしましょう。

まとめ:XM(XM Trading)の両建てとは?

XM Trading(エックスエム)の両建ては「同一口座内」のみ可能であり、それ以外の方法は全て禁止されています。

そして、同一口座内で両建てをする場合「損益を固定できる」「証拠金が不要になる」などのメリットがあります。

ただし、経済指標発表時に機能しない可能性があるなど、デメリットやリスクもあることを、理解しておくことが必要です。

こうした注意点のみ理解していれば、両建ても問題なく行えるXMは、利用しやすい海外FX業者といえます。

両建てができること以外にもメリットが多く、日本人の間で特に人気がある海外FX業者の1社として知られています。

これから海外FXを始めてみたい方や、両建てのできる海外FX業者を探している方は、ぜひ以下のボタンからXMでの口座開設を検討してみてください。

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